省エネ法DR(デマンド・リスポンス)に関する解析プログラム

本プログラムは、省エネ法に基づくエネルギー管理・需給最適化の観点から、電力使用データと市場価格・気象データを統合解析することで、需要家(ユーザー)のDR理解促進と効果的対策立案を支援するものです。

解析プログラム

30分間隔の電力使用データとSPOT市場価格データを用いて、
  正の相関日(要改善日):市場価格上昇と共に電力使用量も増加している日
  負の相関日(適正日):市場価格上昇時に電力使用量が抑制されている日
を自動抽出します。
これにより、価格反応性の低い日を特定し、需要家における行動変容・運用改善の指針を提示します。

30分電力データとSPOT市場価格データを用い、「上げDR(需要増加による市場吸収調整)」をシミュレーションします。その結果、エネルギー使用効率の指標である「電気需要最適化評価原単位(MJ/kWh 系)」の変化を定量的に体感できます。これにより、省エネ法上の「電気需要最適化行動」の効果を可視化します。

SPOT市場価格データに加え、
  60分間隔の太陽光発電データ
  気象庁アメダスによる60分日照時間データ、60分外気温データ
を用いて、「市場価格と日照・気温との関係性(回帰分析)」を実施します。
これにより、再エネ発電時の市場価格低下メカニズムや気象要因の寄与度を解析します。

補足事項

■SPOT市場価格データは「spotページ」最下部で随時更新されています。最新データをダウンロードしてご利用ください。
■気象庁アメダスデータは「過去の気象データ検索」から取得できます。
 ただし、データ形式を「年月日時1:00~0.00」から「日時0:00~23.00」へ変更してください。
 これは、日付整合性を確保し、1日単位で正確な相関分析を行うためです。